「 Simple Tags 」のインストール、設定、使用方法についての記事。
「 Simple Tags 」は、タグ管理・タグ活用など、タグ機能を強化するWordPressプラグイン。タグから、関連記事を抽出し、リスト表示させることもできるので、関連記事表示用プラグインとして活用している人も多いのではないだろうか。
ダウンロード
配布サイト:Simple Tags
日本語版配布サイト:Simple Tags (多機能タグ管理)
2010年10月19日現在のバージョン:Simple Tags 1.8
必要なワードプレスのバージョン:WordPress 3.0 以上
対応済みワードプレス最新バージョン:WordPress 3.0.1
zipファイルを解凍すると、「simple-tags」というフォルダが出てくる。
インストール
「simple-tags」フォルダを、フォルダごと、wp-content/plugins/ フォルダにアップロード・設置。
管理パネルで、「プラグイン」をクリックし、プラグイン設定画面を開く。「 Simple Tags 」を探し有効化。
Simple Tags: 設定
管理パネルで、「設定」の横の▽をクリックすると、右の画像のように、「 Simple Tags 」が追加されている。「 Simple Tags 」をクリックすると、「Simple Tags: 設定」が現れる。
一般設定
- ページで使用中のタグ
-
ページへもタグ付けしたい場合、チェックを入れ、有効化。
- 投稿 / ページ内のタグクラウドを許可する
-
投稿記事やページで、タグクラウドを使いたい場合、チェックを入れ、有効化。
-
投稿記入欄に、<!–st_tag_cloud–> を入力すると、タグクラウドを表示できる。
- 各タグのリンクに rel=”nofollow” を付加する ?
-
各タグのリンクに rel=”nofollow” を付加したい場合、チェックを入れ、有効化。
-
検索エンジンのクローラーの巡回を防ぎたい場合に利用する。
管理
- クリックタグ機能を有効にする
-
クリックタグ機能を有効にすると、「新規投稿を追加」「投稿編集」「新規ページを追加」「ページを編集」の各画面で、下の画像のようなボックスが現れ、クリックするだけで、タグを追加できるようになる。
- Click tags order
-
クリックタグで、タグが表示される順番を設定。
- 自動補完機能を有効にする
- おすすめタグ機能を有効にする
-
おすすめタグボックスを表示させたい場合は、チェックを入れ、有効化。
自動リンク
- 投稿内の自動リンクタグを有効にする
-
有効にすると、「WordPress」タグがあり、投稿記事内にも「WordPress」があった場合、「WordPress」タグページへのリンクに置き換える。
- 自動リンク機能で大文字 / 小文字を区別しない ?
-
大文字 / 小文字を区別させたくない場合、有効化。
メタキーワード
- 自動的にヘッダーに含める
-
タグから、メタキーワードを生成したい場合、有効化。
-
<meta name=”keywords” content=”ここにタグを表示” />
-
他のメタキーワード表示プラグインを使用している場合は、無効にする必要がある。例えば、HeadSpace2 SEOを利用している場合は、2つのメタキーワードが表示されてしまうので注意。
埋め込みタグ
埋め込みタグについての設定。
- 埋め込みタグを使用する
-
埋め込みタグを使用する場合は、有効化。
-
いまいちよくわからないが、有効化し、投稿欄に、[埋め込みタグの接頭語]タグ名[/埋め込みタグの接尾語]を記入し保存すると、新たにタグが追加された。投稿記事には、表示されない。
投稿内でのタグ表示
投稿記事内に、タグリストを自動挿入したい場合、「投稿内でのタグ表示」で設定。
関連投稿
投稿記事内に、関連記事をリスト表示させたい場合は、「関連投稿」で設定。
関連タグ
関連タグについての設定。
タグクラウド
タグクラウドを使用する場合は、「タグクラウド」で設定。
Simple Tags: タグの管理
管理パネルで、「投稿」の横の▽をクリックすると、右の画像のように、「 タグの管理 」が追加されている。「 タグの管理 」をクリックすると、「Simple Tags: タグの管理」画面が現れる。
- リネーム/マージ タグ
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タグ名を変更できる。統合もできる。
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「変更するタグ」の欄に、「タグ1」、「新しいタグ名」の欄に、「タグ2」を記入し、タグ名変更ボタンをクリックすると、タグ1をタグ2に変更できる。
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「変更するタグ」の欄に、「タグ1,タグ2」、「新しいタグ名」の欄に、「タグ1」を記入し、タグ名変更ボタンをクリックすると、タグ1とタグ2を、タグ1に統合できる。
- タグの削除
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カンマ区切りで設定すると、複数のタグを削除できる。
- タグの追加
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検索するタグに該当するすべての投稿に、タグを追加できる。
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「検索するタグ」も、「追加するタグ」も、カンマ区切りで、複数のタグを設定できる。
- タグスラッグの編集
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検索するタグに新しいスラッグを設定。
-
「検索するタグ」も、「設定するスラッグ」も、カンマ区切りで、複数のタグを設定できる。
タグの一括編集
管理パネルで、「投稿」の横の▽をクリックすると、右の画像のように、「 タグの一括編集 」が追加されている。「 タグの一括編集 」をクリックすると、「タグの一括編集」画面が現れる。投稿記事数が増えるにつれて、「タグの一括編集」のありがたみも増すことだろう。
自動タグ
管理パネルで、「投稿」の横の▽をクリックすると、右の画像のように、「 自動タグ 」が追加されている。「 自動タグ 」をクリックすると、「自動タグ」画面が現れる。
自動的にタグを付けたい場合は、「自動タグ」を設定。
感想
「WordPress 3.0.1」を使用している筆者の環境でも、問題なく動作した。タグを活用している人には便利なプラグイン。タグから関連記事を抽出するだけなら、WordPress Related Postsで充分かもしれないが、タグ管理に関しては「Simple Tags」が活躍するだろう。