LMMS ( Linux MultiMedia Studio ) で、簡単なテクノ系ベースラインを作ってみよう。簡単なテクノ系ベースラインを作りながら、LMMS の「AudioFile Processor」と「ピアノロール」を使ってみよう。
サンプル
【LMMS で作った単純なテクノ系ベースライン(MP3)】
これを、LMMS でテクノ系四分打ちビートパターンを作ってみよう [4]で作ったビートと合わせると、
【LMMS で作ったテクノ系四分打ちビートとベースライン(MP3)】
のようになる。
作り方
LMMS の画面の左端にある My samples ボタン
をクリックし、My samples を開く。My samples の Basses フォルダの matrix1000_pluck01.ogg をドラッグし、「 ソングエディタ 」へドロップする。
matrix1000_pluck01.ogg が一番下に追加される。
matrix1000_pluck01.ogg と書かれている部分をクリックし、「 AudioFile Processor 」を開く。
AudioFile Processor は、オーディオファイルを音源として使える優れものだ。
音源のオーディオファイルを変更したいときは、「他のサンプルを開く」ボタン
をクリックし、「Open audio file」ダアログを開き、オーディオファイルを選択する。
AudioFile Processor のメニューにある FUNC をクリックし開く。
ARPEGGIO の横の○をクリックし、発光させる。これで、ARPEGGIO が有効になる。
ARPEGGIO 内の RANGE をダブルクリックすると、範囲を数値で指定するためのダイアログが現れる。
今回は、2.0000 を入力。
ARPEGGIO 内の TIME をダブルクリックすると、TIME を数値で指定するためのダイアログが現れる。
今回は、214.0000 を入力。「214」という数字は、「60秒÷140BPM÷2×1000」で求める。BPM が変われば、TIME も変わる。
AudioFile Processor は、右の画像のようになる。
ARPEGGIO の RANGE と TIME のツマミが、少しだけ変化している。
AudioFile Processor 内の鍵盤を押すと聴くことができる。
ソングエディタの matrix1000_pluck01.ogg のパートの1マス目をクリックし入力。その上で、右クリック。「ピアノロールを開く」をクリックする。
ピアノロールで、右の画像のように入力する。
全音符のA、全音符のA、全音符のF、全音符のGとなっている。
これで、単純な4小節のテクノ系ベースラインができた。ソングエディタの左上にある再生ボタン
を押すと聴くことができる。