GIMP: フィルター: 変形: 波紋 … 水面に映り波に揺れる

“波紋”フィルターは、アクティブレイヤーもしくは選択範囲内の画像に対し、波紋の加工を施す変形フィルター。
水面に映り、波に揺れているかのような効果を、演出できる。

“波紋”フィルターの使い方

gimp-filter-distort-ripple.jpgメニューバーの「 フィルター > 変形 > 波紋 」で、「 波紋 」ダイアログを開く。

「 波紋 」ダイアログ

gimp-dialog-ripple.png

プレビュー

プレビューを有効にしておくと、ダイアログ上で、効果を確認しながら設定できる。

オプション
滑らかに
有効にすると、アンチエイリアスにより、輪郭を綺麗に仕上げる。

タイルメモリを保持する
有効にすると、元画像のタイル化可能の状態を保持したまま、仕上げる。

向き

波の向きを、水平か垂直で選択。

周辺部

波に変形してできた空白部分をどうするか選択する。

回り込み
反対側のはみ出した箇所を、回り込ませて埋める。

ぼかす
隣接する画素で埋める。。

自然な仕上がりになる。

空白
アルファチャンネルがあれば、透明にする。

アルファチャンネルがなければ、黒く塗りつぶす。。

波の種類

波の形を選択。

鋸歯
「のこぎりの歯」のようなギザギザ形。

いわゆる「のこぎり波」のこと。

サイン波
丸みを帯びた滑らかな形。

正弦波、正弦曲線とも呼ばれる。

波長

波の長さを「1~200」の範囲で設定。

振幅

波の幅を「0~200」の範囲で設定。

位相変位

波の位置を「0~360」の範囲で設定。

“波紋”フィルターによる生成例

gimp-filter-distort-ripple-ex-original.jpg元画像。
この画像に、”波紋”フィルターを適用すると、それぞれ下のようになる。


gimp-filter-distort-ripple-ex-default.jpg初期設定値で出力すると、こんな感じ。
オプション:滑らかに
向き:水平
周辺部:回り込み
波の種類:サイン波
波長:20
振幅:5
位相変位:0


gimp-filter-distort-ripple-ex-vertical.jpg向き:垂直


gimp-filter-distort-ripple-ex-smear.jpg周辺部:ぼかす


gimp-filter-distort-ripple-ex-blank-without_alpha_channel.jpg周辺部:空白
アルファチャンネルがない場合


周辺部:空白
アルファチャンネルがある場合


gimp-filter-distort-ripple-ex-sawtooth.jpg波の種類:鋸歯


gimp-filter-distort-ripple-ex-period_3.jpg波長:3


gimp-filter-distort-ripple-ex-period_200.jpg波長:200


gimp-filter-distort-ripple-ex-amplitude_1.jpg振幅:1


gimp-filter-distort-ripple-ex-amplitude_200.jpg振幅:200


gimp-filter-distort-ripple-ex-phase_shift_180.jpg位相変位:180


gimp-filter-distort-ripple-ex-select.jpg選択範囲に適用。


“波紋”フィルターの利用例

eye-catch-ripple.jpg
画像の下4分の1の箇所に”波紋”フィルターを使っている。

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