GIMP: フィルター: 変形: 極座標 … 円形・矩形・その中間の形に変形させる

“極座標”フィルターは、円形、矩形(角が直角の四角形)、円形と矩形の中間の形に変形させるフィルター。
景色などが、凸面や凹面に映り込んだようにするのに使う他、ブレンドツール(グラデーションツール)などと合わせて使っても効果的。

“極座標”フィルターの使い方

gimp-filter-distort-polar-coords.jpgメニューバーの「 フィルター > 変形 > 極座標 」で、「 極座標 」ダイアログを開く。

「 極座標 」ダイアログ

gimp-dialog-polar-coords.png

プレビュー

プレビューを有効にしておくと、ダイアログ上で、効果を確認しながら設定できる。

パーセントで表した円の丸さ

丸さ具合を「0.00~100.00%」の範囲で設定。

「極座標」を有効にしてある場合、この数値を「100.00%」にすると正円になる。

「極座標」を有効にしてある場合、この数値を「0.00%」にすると矩形になる。

角度オフセット

描画開始角度を「0.00~359.00度」の範囲で設定。

「極座標」を有効にしてある場合、この数値を「0.00度」にすると、真上から描画、「90.00度」にすると、真左から描画。

逆方向マップ

有効にすると、右から描画する。

「極座標」を有効にしてある場合、「逆方向マップ」を有効にすると、元画像の右側から時計回りに描画する。

上側からマップ

「極座標」を有効にしてある場合、「上側からマップ」を有効にすると、元画像の上側が円の内側になり、元画像の下側が円の外側になる。逆に、「上側からマップ」を無効にすると、元画像の上側が円の外側になり、元画像の下側が円の内側になる。

極座標へ

「極座標」を有効にすると、「パーセントで表した円の丸さ」に応じ、円形・矩形・円形と矩形の中間の形に変形する。

“極座標”フィルターによる生成例

gimp-filter-distort-polar-coords-ex-original.jpg元画像。
これを変形させると、それぞれ下のようになる。


gimp-filter-distort-polar-coords-ex-default.png初期設定値で出力すると、こんな感じ。
パーセントで表した円の丸さ:100.00
角度オフセット:0.00
逆方向マップ:無効
上側からマップ:有効
極座標へ:有効


gimp-filter-distort-polar-coords-ex-circle_depth_in_percent_0.pngパーセントで表した円の丸さ:0


gimp-filter-distort-polar-coords-ex-circle_depth_in_percent_50.pngパーセントで表した円の丸さ:50


gimp-filter-distort-polar-coords-ex-offset_angle_180.png角度オフセット:180.00


gimp-filter-distort-polar-coords-ex-map_backwards_on.png逆方向マップ:有効


gimp-filter-distort-polar-coords-ex-map_from_top_off.png上側からマップ:無効


gimp-filter-distort-polar-coords-ex-to_polar_off.png極座標へ:無効

“極座標”フィルターの利用例

デジタル・ディスク

eye-catch-digital-disc.jpg
“極座標”フィルターの他に、”Qビスト”フィルター、“エイリアン発光”フィルター、”ブレンド”ツールなどを使用。

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