- 文字列内の変数を展開する文字列
- 文字列を、二重引用符(ダブルクォート)
"
で括る方法。 - ヒアドキュメント構文
- 文字列を、二重引用符(ダブルクォート)
- 文字列内の変数を展開しない文字列
- 文字列を、引用符(シングルクォート)
'
で括る方法。 - nowdoc構文
- 文字列を、引用符(シングルクォート)
文字列内の変数を展開する文字列であっても、変数名の文字と、他の文字を、区別させる必要があることがある。そんなときは、文字列内の変数を、波括弧{}
で括ることにより、変数名の文字と、他の文字を、区別させることができる。
二重引用符(ダブルクォート)
文字列を、二重引用符(ダブルクォート)"
で括る方法。
文字列内の、変数とエスケープシーケンスを、展開する。
簡単な構文
<?php
$var = "こんにちは";
echo "$var ♪";
?>
$var = "こんにちは";
echo "$var ♪";
?>
↓↓↓出力結果↓↓↓
こんにちは ♪
展開しない例
変数名の文字と、他の文字を、区別することができず、展開できない例。
<?php
$var = "こんにちは";
echo "$var♪";
?>
$var = "こんにちは";
echo "$var♪";
?>
↓↓↓出力結果↓↓↓
$var♪
が変数であると解釈されてしまうため、$var
は展開されない。
波括弧構文
文字列内の変数を、波括弧{}
で括ることにより、変数名の文字と、他の文字を、区別させることができる。
<?php
$var = "こんにちは";
echo "{$var}♪";
?>
$var = "こんにちは";
echo "{$var}♪";
?>
↓↓↓出力結果↓↓↓
こんにちは♪
ヒアドキュメント構文(heredoc構文)
文字列内の、変数とエスケープシーケンスを、展開する。
<?php
$var = "こんにちは";
$var2 = <<< EOD
{$var}♪<br />
今日は、良いお天気ですね。
EOD;
echo <<< EOD
{$var2}<br />
今日も一日がんばりましょう!
EOD;
?>
$var = "こんにちは";
$var2 = <<< EOD
{$var}♪<br />
今日は、良いお天気ですね。
EOD;
echo <<< EOD
{$var2}<br />
今日も一日がんばりましょう!
EOD;
?>
↓↓↓出力結果↓↓↓
こんにちは♪
今日は、良いお天気ですね。
今日も一日がんばりましょう!
今日は、良いお天気ですね。
今日も一日がんばりましょう!
引用符(シングルクォート)
文字列を、引用符(シングルクォート)'
で括る方法。
文字列内の、変数とエスケープシーケンスを、展開しない。
<?php
$var = "こんにちは";
echo '{$var}♪';
?>
$var = "こんにちは";
echo '{$var}♪';
?>
↓↓↓出力結果↓↓↓
{$var}♪
nowdoc構文
文字列内の、変数とエスケープシーケンスを、展開しない。
PHP5.3で追加された構文。
<?php
$var = "こんにちは";
$var2 = <<< 'EOT'
{$var}♪<br />
今日は、良いお天気ですね。
EOT;
echo <<< 'EOT'
{$var2}<br />
今日も一日がんばりましょう!
EOT;
?>
$var = "こんにちは";
$var2 = <<< 'EOT'
{$var}♪<br />
今日は、良いお天気ですね。
EOT;
echo <<< 'EOT'
{$var2}<br />
今日も一日がんばりましょう!
EOT;
?>
↓↓↓出力結果↓↓↓
{$var2}<br />
今日も一日がんばりましょう!
今日も一日がんばりましょう!