GIMP: フィルター: 下塗り: 自然: 炎 … 紅炎（プロミネンス）を描く

“炎”は、紅炎（プロミネンス）のようなフラクタルアートを生成する下塗りフィルター。
炎の形のタイプは、30種類から選択でき、さらにそれらを変化させた変種を作れる。作った炎は、保存しておくこともできる。

“炎”フィルターの使い方

メニューバーの「フィルター >下塗り > ネイチャー > 炎」で、「炎（プロミネンス）」ダイアログを開く。

「炎（プロミネンス）」ダイアログ

編集: 「編集」ボタンをクリックすると、「炎の詳細」ダイアログが現れる。; 炎の形を変更したいときに使う。
開く: 保存してある炎の設定情報を、呼び出すことができる。
保存: 現在の炎の設定情報を保存することができる。

「炎の詳細」ダイアログ

「炎（プロミネンス）」ダイアログ内の「編集」ボタンをクリックすると、「炎の詳細」ダイアログが現れ、炎の形を変更することができる。

方向

現在の炎が、中央に表示されている。周りの８つは、現在の炎を変化させた変種だ。
中央の現在の炎をクリックすると、周りの８つの変種を更新する。
変種をクリックすると、それが現在の炎になり、中央に移動する。

コントロール

速度

「0.05～0.50」の範囲で設定。

この数値を減らすと、中央の現在の炎と周りの変種との違いが減り、より似通った変種が表示される。

この数値を増やすと、中央の現在の炎と周りの変種との違いが増え、より変化した変種が表示される。

乱数をリセット

「乱数をリセット」ボタンをクリックすると、９つとも更新される。

種類

炎の形のタイプを下の30種類から選択できる。

ランダム
線形
波形
球面
渦巻
蹄鉄
極座標
ねじれ
ハンカチ
ハート

ディスク
螺旋
双曲線
ダイヤモンド
X字形
ジュリア集合
波
魚眼レンズ
ポップコーン
指数

累乗
Cos
リング
ファン
Eyefish
バブル
円柱
ノイズ
ぼかし
ガウス

この記事内後半の「“炎”フィルターの生成例」の「種類」にて、種類ごとに画像付きで紹介している。

描画オプション

「炎（プロミネンス）」ダイアログ内の「描画オプション」タブを開くと、下記の項目について設定できる。

明るさ

炎の明るさを「0.00～5.00」の範囲で設定。

0にすると消滅する。

コントラスト

炎のコントラストを「0.00～5.00」の範囲で設定。

0にすると消滅する。

ガンマ

ガンマ補正を「1.00～5.00」の範囲で設定。

この数値を増やすと、より中間色になる？

サンプル密度

解像度を「0.10～20.00」の範囲で設定。

プレビュー画面には反映しない。

この数値を増やすと、炎の線が滑らかになる。

この数値を減らすと、炎の線が荒くざらついた感じになる。

空間オーバーサンプル

「1～4」の範囲で設定。

プレビュー画面には反映しない。

この数値を増やすと、炎の線が滑らかになる？

空間フィルター半径

半径を「0.00～4.00」の範囲で設定。

この数値を増やすと、炎の線が太くなる。

この数値を減らすと、炎の線が細くなる。0にすると消滅する。

プレビュー画面には反映しない。

カラーマップ

炎の色を、下から選択し設定。

ツールボックスで設定してあるグラデーション。
gris jpsette
ernst anti-pope
klee insula-dulcamara
calcoast09
rose
sunny harvest
開いている画像から抽出したカラーパレット。

ビューオプション

「炎（プロミネンス）」ダイアログ内の「ビューオプション」タブを開くと、拡大・縮小・位置について設定できる。

拡大: 炎を拡大・縮小する。
X: 炎を描く横の位置を調整。
Y: 炎を描く縦の位置を調整。

“炎”フィルターの生成例

種類

線形	波形	球面

渦巻	蹄鉄	極座標

ねじれ	ハンカチ	ハート

ディスク	螺旋	双曲線

ダイヤモンド	X字形	ジュリア集合

波	魚眼レンズ	ポップコーン

指数	累乗	Cos

リング	ファン	Eyefish

バブル	円柱	ノイズ

ぼかし	ガウス