GIMP: フィルター: 下塗り: 雲: プラズマ … プラズマのテクスチャを生成

“プラズマ”は、プラズマのようなテクスチャを生成する下塗りフィルター。脱色して使ったり、レイヤーのモードを”乗算”や”色”などに変更して色付けに使ったり、何かと利用する機会が多い下塗りフィルターだ。

フィルターを適用すると、レイヤーの内容をプラズマで、完全に塗り替える。

“プラズマ”フィルターの使い方

gimp-filter-render-clouds-plasma.jpgメニューバーの「 フィルター >下塗り > 雲 > プラズマ 」で、「 プラズマ 」ダイアログを開く。

「 プラズマ 」ダイアログ

gimp-dialog-plasma.png

プレビュー

プレビューを有効にしておくと、ダイアログ上で、効果を確認しながら作業できる。

乱数種

乱数種を設定。

他の設定が同じで、乱数種が同じなら、同じ効果が得られる。逆に、他の設定が同じでも、乱数種が異なれば、異なる効果が得られる。

「新しい種」ボタンをクリックすると、ランダムに乱数種を生成する。

乱数化

有効にすると、「プラズマ」フィルターを開くたびに、乱数種を自動的に生成する。手動では設定できなくなる。

無効にすると、乱数種を手動で設定できるようになる。

乱れ

プラズマの複雑さを、「0.1~7.0」の範囲で設定。

この数値を増やすと、油絵のような、ざらついた感じになる。逆に、減らすと、滑らかなグラデーションになる。

“プラズマ”フィルターによる生成例

gimp-plasma-ex-default.jpg初期設定値で出力すると、こんな感じ。
乱数種: 0
乱れ: 1.0

gimp-plasma-ex-unkemptness_01.jpg乱数種: 0
乱れ: 0.1

gimp-plasma-ex-unkemptness_7.jpg乱数種: 0
乱れ: 7.0

“プラズマ”フィルターの利用例

gimp-plasma-ex-practicality-step_1.jpg左の画像のレイヤーの上に、”プラズマ”で描いたレイヤーを重ね、モードを「色」にすると、

gimp-plasma-ex-practicality.jpgこんな感じに、星をカラフルに着色できる。

補足

色を制限したり、細かい設定をしたい場合は、「プラズマ」よりも、オプションやパラメータなどの設定項目が多くあるPlasma2というプラグインが便利だ。

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