number_format( float $number[, int $decimals[, string $dec_point, string $thousands_sep]] )
は、数値をフォーマットし、文字列として返す組み込み関数。
定義
文字列型 number_format( 浮動小数点数型 $number[, 整数型 $decimals[, 文字列型 $dec_point , 文字列型 $thousands_sep]] );
パラメータ
- 浮動小数点数型 $number
フォーマットしたい数値。
- 整数型 $decimals
オプション。
精度。小数点以下の桁数。小数点以下の小数部を、ここに指定した位まで表示する。
ここに指定した位のひとつ下の位を、四捨五入する。
初期設定値は、ゼロ
0
。- 文字列型 $dec_point
オプション。
小数点を表す記号や文字を指定する。
初期設定値は、ピリオド
.
。- 文字列型 $thousands_sep
オプション。
千の位ごとの桁区切りの記号や文字を指定する。
初期設定値は、カンマ
,
。
構文
数値をフォーマット
フォーマット済み文字列 = number_format( 数値 );
「数値」を、フォーマットする。
千の位ごとに、カンマ,
で区切る。
小数点以下第1位を、四捨五入する。
精度を指定し、数値をフォーマット
フォーマット済み文字列 = number_format( 数値, 精度 );
「数値」を、フォーマットする。
千の位ごとに、カンマ,
で区切る。
小数点以下の小数部は、「精度」に指定した位のひとつ下の位を、四捨五入する。
小数点や桁区切りを指定し、数値をフォーマット
フォーマット済み文字列 = number_format( 数値, 精度, 小数点, 桁区切り );
「数値」を、フォーマットする。
小数点以下の小数部は、「精度」に指定した位のひとつ下の位を、四捨五入する。
「小数点」に指定した記号や文字を、小数点として使う。
「桁区切り」に指定した記号や文字を、千の位ごとの桁区切りとして使う。
戻り値
「浮動小数点数型 $number」を、フォーマットした文字列を返す。
サンプル
数値を、英語圏表記に、フォーマット
<?php
$number = 12345.6789;
echo number_format( $number );
?>
$number = 12345.6789;
echo number_format( $number );
?>
↓↓↓出力結果↓↓↓
12,346
小数点以下第3位を四捨五入し、フォーマット
小数点以下第3位を四捨五入し、小数点以下第2位まで表示。
<?php
$number = 12345.6789;
echo number_format( $number, 2 );
?>
$number = 12345.6789;
echo number_format( $number, 2 );
?>
↓↓↓出力結果↓↓↓
12,345.68
数値を、フランスの表記に、フォーマット
<?php
$number = 12345.6789;
echo number_format( $number, 2, ',', ' ' );
?>
$number = 12345.6789;
echo number_format( $number, 2, ',', ' ' );
?>
↓↓↓出力結果↓↓↓
12 345,68