htmlspecialchars_decode( string $string[, int $flags] )

htmlspecialchars_decode( string $string[, int $flags] )は、文字列「$string」の中のHTMLの予約語(マークアップ記号)「'"<>&」を、HTMLエンティティ(文字実体参照や数値文字参照)から、変換(デコード)する組み込み関数。

エンコードには、htmlspecialchars( string $string[, int $flags[, string $encoding[, bool $double_encode]]] )を使う。

定義

文字列型 htmlspecialchars_decode( 文字列型 $string[, 数値型 $flags] );

パラメータ

文字列型 $string

HTMLエンティティ(文字実体参照や数値文字参照)のHTMLの予約語(マークアップ記号)を、変換(デコード)したい文字列を指定する。

数値型 $flags

クォートやコードなどの取り扱い方法。

  • ENT_COMPAT: ダブルクオートは変換する。シングルクオートは変換しない。
  • ENT_QUOTES: ダブルクオートも、シングルクオートも、変換する。
  • ENT_NOQUOTES: ダブルクオートも、シングルクオートも、変換しない。
  • ENT_HTML401: 「HTML 4.01」として、コードを処理。
  • ENT_XML1: 「XML 1」として、コードを処理。
  • ENT_XHTML: 「XHTML」として、コードを処理。
  • ENT_HTML5: 「HTML 5」として、コードを処理。

戻り値

文字列「文字列型 $string」の中のHTMLの予約語(マークアップ記号)を、HTMLエンティティ(文字実体参照や数値文字参照)からデコードした文字列。

構文

文字実体参照からデコード

デコード後文字列 = htmlspecialchars_decode( 文字列, 取り扱い方法 );

「文字列」の中のHTMLの予約語(マークアップ記号)を、HTMLエンティティ(文字実体参照や数値文字参照)からデコードし、「デコード後文字列」を返す。

サンプル

HTMLの予約語を、文字実体参照からデコード

<?php
$varArray = array( "&#039;", "&quot;", "&lt;", "&gt;", "&amp;" );
foreach( $varArray as $varStr ){
    echo "{$varStr}: ";
    echo htmlspecialchars_decode( $varStr, ENT_QUOTES );
    echo "\n";
}
?>

↓↓↓出力結果↓↓↓

&#039;: '
&quot;: "
&lt;: <
&gt;: >
&amp;: &

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