メソッドは、クラスの波括弧{}
内で定義する。
メソッドの定義は、function
のあとに、半角の空白、メソッド名を書き、次に、メソッド内の処理文を、波括弧{}
で一括りにして書く。
メソッドは、public
、protected
、private
により、アクセス可能範囲(呼び出し可能範囲/アクセス権/アクセス制限)を宣言することができる。何も宣言しない場合は、public
となる。
命名規則
PHPのメソッドの命名規則は、ユーザー定義関数の命名規則と同じ。
function
のあとに、半角の空白、メソッド名を続けて記述。- メソッド名の一文字目は、文字、もしくは、アンダースコア
_
でなければならない。 - メソッド名の二文字目以降目は、文字、数字、アンダースコア
_
を使える。 - メソッド名は、大文字と小文字を区別しない。
特に注意すべき点は二つ。
- アンダースコア
_
以外の記号は使えない。 - メソッド名の一文字目に、数字は使えない。
書式
// クラスを定義
class クラス名
{
// メソッドを定義
function メソッド名() {
メソッド内処理文;
}
}
class クラス名
{
// メソッドを定義
function メソッド名() {
メソッド内処理文;
}
}
サンプル
<?php
class taxClass
{
public $varTax = 0.05;
function func_tax( $var ) {
return $var * ( 1 + $this->varTax );
}
}
$var_class = new taxClass();
echo '税込:' . $var_class->func_tax( 100 ) . '円<br />';
echo '税率:' . $var_class->varTax * 100 . '%<br />';
?>
class taxClass
{
public $varTax = 0.05;
function func_tax( $var ) {
return $var * ( 1 + $this->varTax );
}
}
$var_class = new taxClass();
echo '税込:' . $var_class->func_tax( 100 ) . '円<br />';
echo '税率:' . $var_class->varTax * 100 . '%<br />';
?>
↓↓↓出力結果↓↓↓
税込:105円
税率:5%
税率:5%