算術演算子(代数演算子)、加算子、減算子、代入演算子、複合代入演算子、文字列演算子など、PHPにおける演算子についてのリファレンス。
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算術演算子(代数演算子)
PHPの算術演算子(代数演算子)には、四則演算を行う演算子と、剰余演算子がある。四則演算とは、加算(+)、減算(-)、乗算(×)、除算(÷)の4つの二項演算のこと。剰余演算子とは、除算の余りを求める演算子のこと。
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インクリメント演算子(加算子)
インクリメント演算子(加算子)とは、変数の値に、1を加算する演算子。
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デクリメント演算子(減算子)
デクリメント演算子(減算子)とは、変数の値から、1を減算する演算子。
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代入演算子
代入演算子とは、左の演算子引数(オペランド)に、右の演算子引数(オペランド)の値を、代入する演算子。
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複合代入演算子
複合代入演算子とは、結合演算子、算術演算子(代数演算子)、ビット演算子の各演算子と、代入演算子とを合成した演算子。
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算術演算子と代入演算子の複合
算術演算子(代数演算子)は、代入演算子と合成し、複合代入演算子として使うことができる。
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文字列演算子
文字列演算子とは、結合演算子と結合代入演算子のこと。
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三項演算子(条件演算子)
三項演算子(条件演算子)とは、条件式、真式、偽式の3つの演算子引数(オペランド)を結ぶ演算子。「条件式 ? 真式 : 偽式」。条件式は、真または偽の論理値を返す論理式。条件式が真となったときは、真式の値を返す。条件式が偽となったときは、偽式の値を返す。
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比較演算子(関係演算子)
比較演算子(関係演算子)とは、2つの値を比較し、真もしくは偽を返す演算子。等価演算子、不等価演算子、大小を比較する演算子など、9種類ある。
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論理演算子
論理演算子とは、論理演算(ブール演算)に用いる演算子。複数の条件を組み合わせて評価し、真もしくは偽の論理値を返す。比較演算子(関係演算子)と組み合わせることが多い。
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実行演算子
実行演算子とは、バッククォートで括ったシェルコマンドを実行する演算子。使い方実行したいシェルコマンドを、バッククォート「`」で括る。
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配列演算子
配列演算子とは、配列同士を結合したり比較したりする演算子。
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型演算子(instanceof)
型演算子の「instanceof」は、左の演算子引数(オペランド)に指定したオブジェクト型変数が、右の演算子引数(オペランド)に指定したクラスのオブジェクトのインスタンスであるかを調べる演算子。
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演算子の優先順位
算数において、掛け算を、足し算よりも優先するように、PHPの演算子にも、優先順位がある。優先したい演算を()で括ることで、優先順位を変更することもできる。優先順位が同じときは、結合規則(左から評価するか、右から評価するか)に基づき優先順位が決まる。