文字列

PHPの「文字列」に関する組み込み関数についてのリファレンス。

• 出力
• 検索
• 置換
• 大文字小文字
• 取り除く
• 文字数
• 分割
• フォーマット
• 文字列⇔配列
• 並べ替え（ソート）
• 文字列比較
• HTML処理
• エスケープ・クォート処理
• ASCII

• addcslashes( string $str, string $charlist )

  文字列「$str」の中にある文字のうち、文字リスト「$charlist」にある文字を、バックスラッシュ「\」で、エスケープする組み込み関数。

• addslashes( string $str )

  文字列「$str」の、シングルクォート「’」、ダブルクォート「”」、バックスラッシュ「\」、NULLバイトを、バックスラッシュ「\」で、エスケープする組み込み関数。データベースにデータを登録する際に使用する。各DBMS（データベース管理システム）専用のエスケープ関数がある場合は、それを使用する。

• chop( string $str[, string $charlist] )

  rtrim( string $str[, string $charlist] )関数のエイリアス（別名）。文字列「$str」の末尾から、ホワイトスペース、もしくは、「$charlist」に指定した文字を、取り除く、組み込み関数。

• chr( int $ascii )

  10進数のASCIIコード「$ascii」を、文字に変換する組み込み関数。

• chunk_split( string $body[, int $chunklen[, string $end]] )

  文字列「$body」を、「$chunklen」に指定した文字数毎に、「$end」に指定した区切文字列で区切る組み込み関数。

• echo( string $arg1 [, string $… ] )

  １つの文字列、もしくは、複数の文字列を、出力する。複数行の文字列を、出力することもできる。

• echo( string $arg1 [, string $… ] )の短縮構文

  短縮型の、PHPコード記述形式の、開始タグの直後に、等号=を加える。

• explode( string $delimiter, string $string[, int $limit] )

  文字列「$string」を、区切り文字列「$delimiter」で分割し、配列に格納する組み込み関数。配列要素数を、「$limit」で指定した数に制限することもできる。

• fprintf( resource $handle, string $format[, mixed $args[, mixed $… ]] )

  フォーマット「$format」に基づき生成した文字列を、ファイル「$handle」に書き込む組み込み関数。vfprintf()関数と似ているが、フォーマットしたいデータを、配列ではなく、可変長引数で指定する点が異なる。

• htmlentities( string $string[, int $flags[, string $encoding[, bool $double_encode]]] )

  文字列「$string」を、文字セット「$encoding」に基づき、HTMLエンティティ（文字実体参照）に変換（エンコード）する組み込み関数。

• htmlspecialchars( string $string[, int $flags[, string $encoding[, bool $double_encode]]] )

  文字列「$string」の中のHTMLの予約語（マークアップ記号）「'、"、<、>、&」を、文字セット「$encoding」に基づき、HTMLエンティティ（文字実体参照）に変換（エンコード）する組み込み関数。「'」は、数値文字参照に変換する。

• htmlspecialchars_decode( string $string[, int $flags] )

  文字列「$string」の中のHTMLの予約語（マークアップ記号）「'、"、<、>、&」を、HTMLエンティティ（文字実体参照や数値文字参照）から、変換（デコード）する組み込み関数。

• html_entity_decode( string $string[, int $flags[, string $encoding]] )

  文字列「$string」の中のHTMLエンティティ （文字実体参照や数値文字参照） を、変換（デコード）する組み込み関数。

• implode( string $glue, array $pieces )

  配列「$pieces」の全ての要素の値を、連結文字列「$glue」により連結する組み込み関数。

• join( string $glue, array $pieces )

  implode( string $glue, array $pieces )関数のエイリアス（別名）。配列「$pieces」の全ての要素の値を、連結文字列「$glue」により連結する組み込み関数。

• lcfirst( string $str )

  文字列「$str」の一文字目のアルファベットを、小文字に変換する組み込み関数。

• localeconv()

  現在のロケールにおける、数値や通貨表記のフォーマットに関する情報を取得する組み込み関数。

• ltrim( string $str[, string $charlist] )

  文字列「$str」の先頭から、ホワイトスペース、もしくは、「$charlist」に指定した文字を、取り除く、組み込み関数。

• money_format( string $format, float $number )

  数値「$number」を、「$format」のフォーマットに基づき、現在のロケールの通貨表記の文字列に、フォーマットする組み込み関数。

• nl2br( string $string[, bool $is_xhtml] )

  文字列「$string」の中の改行文字「\r\n、\n\r、\n、\r」の前に、HTMLの改行タグ<br>、もしくは、XHTML準拠の改行タグ<br />を挿入する組み込み関数。

• number_format( float $number[, int $decimals[, string $dec_point, string $thousands_sep]] )

  数値をフォーマットし、文字列として返す組み込み関数。

• ord( string $string )

  文字列「$string」の先頭の文字を、10進数のASCIIコードに変換する組み込み関数。

• parse_str( string $str[, array &$arr] )

  URLクエリ文字列「$str」をパースし、変数に代入する組み込み関数。連想配列に格納することもできる。

• print( string $arg )

  文字列を出力する。複数行の文字列を、出力することもできる。print()は、実際には関数ではなく、PHP言語の構成要素のひとつだが、関数のようにも動作する。

• printf( string $format[, mixed $args[, mixed $… ]] )

  フォーマット「$format」に基づき生成した文字列を出力する組み込み関数。

• quotemeta( string $str )

  文字列「$str」の中の、メタ文字「. \ + * ? [ ^ ] ( $ )」を、バックスラッシュ「\」で、エスケープする組み込み関数。

• rtrim( string $str[, string $charlist] )

  文字列「$str」の末尾から、ホワイトスペース、もしくは、「$charlist」に指定した文字を、取り除く、組み込み関数。

• sprintf( string $format[, mixed $args[, mixed $… ]] )

  フォーマット「$format」に基づき生成した文字列を返す組み込み関数。

• sscanf( string $str, string $format[, mixed &$… ] )

  フォーマット「$format」に基づき、文字列「$str」をパース（構文解析）し、値を抽出する組み込み関数。

• strcasecmp( string $str1, string $str2 )

  文字列を比較する組み込み関数。大文字と小文字は、区別しない。usort()、uksort()、uasort()などの配列をソートする関数の、コールバック関数に「strcasecmp」を指定し、配列を標準ソートすることもできる。

• strchr( string $haystack, mixed $needle[, bool $before_needle] )

  strchr( string $haystack, mixed $needle )は、strstr( string $haystack, mixed $needle )関数のエイリアス（別名）。検索対象文字列「$haystack」の中から、検索文字列「$needle」を探し、その検索文字列「$needle」が最初に見付かった位置から、検索対象文字列「$haystack」の終わりまでの、部分文字列を得る。検索対象文字列「$haystack」の先頭から、検索文字列「$needle」が最初に見付かった位置のひとつ前までの、部分文字列を得ることもできる。

• strcmp( string $str1, string $str2 )

  文字列を比較する組み込み関数。大文字と小文字は、区別する。usort()、uksort()、uasort()などの配列をソートする関数の、コールバック関数に「strcmp」を指定し、配列を標準ソートすることもできる。

• stripcslashes( string $str )

  文字列「$str」から、バックスラッシュ「\」を取り除く組み込み関数。

• stripos( string $haystack, string $needle[, int $offset] )

  検索対象文字列の中から、検索文字列を探し、その検索文字列が最初に見付かった位置を得る組み込み関数。検索文字列が見付からなかった場合、「FALSE」を返す。strposと似ているが、striposは、大文字小文字を区別しない。

• stripslashes( string $str )

  文字列「$str」から、バックスラッシュ「\」を取り除く組み込み関数。

• strip_tags( string $str[, string $allowable_tags] )

  文字列「$str」から、HTMLタグ、HTMLコメント、PHPタグを取り除く、組み込み関数。「$allowable_tags」に、取り除きたくないタグを、指定することもできる。

• stristr( string $haystack, mixed $needle[, bool $before_needle] )

  検索対象文字列「$haystack」の中から、検索文字列「$needle」を探し、その検索文字列「$needle」が最初に見付かった位置から、検索対象文字列「$haystack」の終わりまでの、部分文字列を得る組み込み関数。検索対象文字列「$haystack」の先頭から、検索文字列「$needle」が最初に見付かった位置のひとつ前までの、部分文字列を得ることもできる。検索文字列が見付からなかった場合、「FALSE」を返す。strstrと似ているが、stristrは、大文字小文字を区別しない。

• strlen( string $string )

  文字列「$string」の長さ（バイト数）を取得する組み込み関数。

• strnatcasecmp( string $str1, string $str2 )

  自然順アルゴリズムにより、文字列を比較する組み込み関数。大文字と小文字は、区別しない。usort()、uksort()、uasort()などの配列をソートする関数の、コールバック関数に「strnatcasecmp」を指定し、配列を自然順ソートすることもできる。

• strnatcmp( string $str1, string $str2 )

  自然順アルゴリズムにより、文字列を比較する組み込み関数。大文字と小文字は、区別する。usort()、uksort()、uasort()などの配列をソートする関数の、コールバック関数に「strnatcmp」を指定し、配列を自然順ソートすることもできる。

• strncasecmp( string $str1, string $str2, int $len )

  文字列「$str1」と文字列「$str2」を、「$len」に指定した文字数分だけ、比較する組み込み関数。大文字と小文字は、区別しない。

• strncmp( string $str1, string $str2, int $len )

  文字列「$str1」と文字列「$str2」を、「$len」に指定した文字数分だけ、比較する組み込み関数。大文字と小文字は、区別する。

• strpbrk( string $haystack, string $char_list )

  検索対象文字列「$haystack」の中から、検索文字リスト「$char_list」の中のいづれかの文字を探し、その文字が最初に見付かった位置から始まる文字列を得る組み込み関数。検索文字が見付からなかった場合、「FALSE」を返す。

• strpos( string $haystack, mixed $needle[, int $offset] )

  検索対象文字列の中から、検索文字列を探し、その検索文字列が最初に見付かった位置を得る組み込み関数。検索文字列が見付からなかった場合、「FALSE」を返す。striposと似ているが、strposは、大文字小文字を区別する。

• strrchr( string $haystack, mixed $needle )

  検索対象文字列「$haystack」から、検索文字「$needle」を探し、その検索文字「$needle」が最後に見付かった位置から、検索対象文字列「$haystack」の終わりまでの、部分文字列を得る組み込み関数。検索文字が見付からなかった場合、「FALSE」を返す。

• strrev( string $string )

  文字列「$string」の文字の順番を、逆順に並べ替える組み込み関数。

• strripos( string $haystack, string $needle[, int $offset] )

  検索対象文字列「$haystack」の中から、検索文字列「$needle」を探し、その検索文字列「$needle」が最後に見付かった位置を得る組み込み関数。検索文字列が見付からなかった場合、「FALSE」を返す。strrposと似ているが、strriposは、大文字小文字を区別しない。

• strrpos( string $haystack, string $needle[, int $offset] )

  検索対象文字列「$haystack」の中から、検索文字列「$needle」を探し、その検索文字列「$needle」が最後に見付かった位置を得る組み込み関数。検索文字列が見付からなかった場合、「FALSE」を返す。strriposと似ているが、strrposは、大文字小文字を区別する。

• strstr( string $haystack, mixed $needle[, bool $before_needle] )

  検索対象文字列「$haystack」の中から、検索文字列「$needle」を探し、その検索文字列「$needle」が最初に見付かった位置から、検索対象文字列「$haystack」の終わりまでの、部分文字列を得る組み込み関数。検索対象文字列「$haystack」の先頭から、検索文字列「$needle」が最初に見付かった位置のひとつ前までの、部分文字列を得ることもできる。検索文字列が見付からなかった場合、「FALSE」を返す。stristrと似ているが、strstrは、大文字小文字を区別する。

• strtok( string $str, string $token )

  文字列「$str」をトークン（部分文字列）に分割する組み込み関数。

• strtolower( string $string )

  文字列「$string」のアルファベット部分を、全て小文字に変換する組み込み関数。

• strtoupper( string $string )

  文字列「$string」のアルファベット部分を、全て大文字に変換する組み込み関数。

• strtr( string $str, array $replace_pairs )

  検索対象文字列「$str」の中から、連想配列「$replace_pairs」のキーである検索文字列を探し、その全ての検索文字列を、連想配列「$replace_pairs」の値である置換文字列に置き換える組み込み関数。

• strtr( string $str, string $from, string $to )

  検索対象文字列「$str」の中から、検索文字「$from」を探し、その全ての検索文字を、置換文字「$to」に置き換える組み込み関数。

• str_ireplace( mixed $search, mixed $replace, mixed $subject[, int &$count] )

  対象文字列「$subject」の中の、検索文字列「$search」に一致する部分文字列を、置換文字列「$replace」に置き換える組み込み関数。検索文字列「$search」、置換文字列「$replace」、対象文字列「$subject」を、それぞれ配列で指定し、複数の置換を一括して行うこともできる。検索文字列「$search」の大文字小文字は、区別しない。

• str_pad( string $input, int $pad_length[, string $pad_string[, int $pad_type]] )

  str_pad( string $input, int $pad_length] )は、文字列「$input」を、「$pad_length」に指定した長さになるまで、「$pad_type」に指定した方向を、文字「$pad_string」で埋める組み込み関数。

• str_repeat( string $input, int $multiplier )

  文字列「$input」を、「$multiplier」に指定した回数分繰り返す組み込み関数。

• str_replace( mixed $search, mixed $replace, mixed $subject[, int &$count] )

  対象文字列「$subject」の中の、検索文字列「$search」に一致する部分文字列を、置換文字列「$replace」に置き換える組み込み関数。検索文字列「$search」、置換文字列「$replace」、対象文字列「$subject」を、それぞれ配列で指定し、複数の置換を一括して行うこともできる。検索文字列「$search」の大文字小文字は、区別する。

• str_shuffle( string $str )

  文字列「$str」をシャッフルし、文字の順番をランダムに並べ替える組み込み関数。

• str_split( string $string[, int $split_length] )

  文字列「$string」を、「$split_length」に指定した長さの部分文字列に分割し、部分文字列を配列に格納する組み込み関数。

• substr( string $string, int $start[, int $length ] )

  文字列「$string」の中の取得開始位置「$start」から、取得終了位置「$length」までの、部分文字列を取得する組み込み関数。

• substr_replace( array $array, mixed $replacement, mixed $start[, mixed $length ] )

  配列の値の置換開始位置から、置換終了位置までの、部分文字列を置き換える組み込み関数。

• substr_replace( string $string, mixed $replacement, mixed $start[, mixed $length ] )

  文字列の中の置換開始位置から、置換終了位置までの、部分文字列を置き換える組み込み関数。

• trim( string $str[, string $charlist] )

  文字列「$str」の先頭及び末尾から、ホワイトスペース、もしくは、「$charlist」に指定した文字を、取り除く、組み込み関数。

• ucfirst( string $str )

  文字列「$str」の一文字目のアルファベットを、大文字に変換する組み込み関数。

• ucwords( string $str )

  文字列「$str」の各単語の一文字目のアルファベットを、大文字に変換する組み込み関数。

• vfprintf( resource $handle, string $format, array $args )

  フォーマットに基づき生成した文字列を、ファイルに書き込む組み込み関数。fprintf関数と似ているが、フォーマットしたいデータを、可変長引数ではなく、配列で指定する点が異なる。

• vprintf( string $format, array $args )

  フォーマット「$format」に基づき生成した文字列を出力する組み込み関数。printf()関数と似ているが、フォーマットしたいデータを、可変長引数ではなく、配列で指定する点が異なる。

• vsprintf( string $format, array $args )

  フォーマットに基づき生成した文字列を返す組み込み関数。sprintf()関数と似ているが、フォーマットしたいデータを、可変長引数ではなく、配列で指定する点が異なる。

• wordwrap( string $str[, int $width[, string $break[, bool $cut]]] )

  文字列「$str」を、「$width」に指定した文字数毎に、「$break」に指定した区切文字列で区切る組み込み関数。