「クロスフィルター スクリプト」は、画像のハイライト部分などに、クロスライトを描き加えるGIMPスクリプト。カメラにクロスフィルタを装着して撮影した写真のように、キラキラと光輝く画像になる。
光の色、光のサイズ、光条の数など、細かく設定できるので、重宝している。
インストール
配布ページ:クロスフィルター スクリプト
ページ下部の「 gimp26_cross-filter.zip 」を、右クリック「 対象をファイルに保存 」。
ダウンロードした「 gimp26_cross-filter.zip 」を解凍。
解凍して出てきた「 cross-filter.scm 」を、scripts フォルダに入れる。
「 フィルタ > Script-Fu > スクリプトを再読み込み 」をクリック。
「 Script-Fu > 写真加工 」内に、「 クロスライト 」が追加されていれば成功。
“クロスライト”の使い方
「 Script-Fu > 写真加工 > クロスライト 」で、「 クロスライト 」ダイアログを開く。
「 Script-Fu: クロスライト 」ダイアログ
- 光のサイズ
-
クロスライトの大きさの半径を、「10~100」の範囲で設定。
- 光条の数
-
光条(放射状の明るい筋)の数を、「4~16」の範囲で設定。
- 光条の太さ
-
光条(放射状の明るい筋)の太さを、「1~3」の範囲で設定。
- 光の輝度
-
光の輝度(明るさ)を、「1~10」の範囲で設定。
- 色の濃さ
-
光の色の濃さを、「1~10」の範囲で設定。
- 光の色
-
光の色を、下の8つから選択。
- 虹色
- 白
- 青
- 縁
- 赤
- シアン
- イエロー
- マゼンタ
- 光の密度
-
光の発生数を、「1~10」の範囲で設定。
- しきい値
-
しきい値を、「0~250」の範囲で設定。
-
この数値を増やすと、より明るい部分にだけ、クロスライトを描く。逆に、減らすと、全体的に描く。
-
「0」に設定すると、ランダム(画像の何処か)に、クロスライトを描く。
- 光のレイヤーを残す(レイヤー統合しない)
-
有効にすると、レイヤー統合せず、元の画像を残し、新たに下の3つのレイヤーを生成する。
- Grow Screen
-
モード:スクリーン
-
不透明度:50%
- Grow Overlay
-
モード:オーバーレイ
-
不透明度:90%
- Sparkle
-
モード:スクリーン
“クロスライト”による生成例
初期設定値で出力すると、こんな感じ。
光のサイズ: 50
光条の数: 8
光条の太さ: 1
光の輝度: 5
色の濃さ: 8
光の色: 虹色
光の密度: 5
しきい値: 200
光のレイヤーを残す(レイヤー統合しない): 無効
光のサイズ:10
光のサイズ:100
光条の数:4
光条の数:16
光条の太さ:3
光の輝度:1
光の輝度:10
色の濃さ:1
色の濃さ:10
光の色:白
光の色:青
光の色:縁
光の色:赤
光の色:シアン
光の色:イエロー
光の色:マゼンタ
光の密度:1
光の密度:10
しきい値:1
しきい値:250
しきい値:0 (ランダム)
画像の一部にだけ、クロスライトを描く方法
- 選択範囲を作成。
- “クロスライト”を適用。
しきい値:0 (ランダム)
で適用すると、こんな感じ。