コンストラクタ

コンストラクタとは、オブジェクトを作成する際に呼び出す関数やメソッドのこと。

コンストラクタの定義は、クラスベースのオブジェクト指向言語の場合、クラス内において行うが、JavaScriptは、プロトタイプベースのオブジェクト指向言語であり、クラスは存在しない。

関数new演算子を付けて呼び出すことで、関数がコンストラクタとして機能する。

コンストラクタは、引数を受け取ることもできる。

構文

function コンストラクタ名 () // コンストラクタを定義
{
    this.プロパティ名 =; // プロパティを定義
    this.メソッド名 = function ( 仮引数1, 仮引数2, 仮引数3, … 仮引数N ) { // メソッドを定義
        メソッド内処理文;
    }
}
var オブジェクト名 = new コンストラクタ名(); // オブジェクトのインスタンスを作成
オブジェクト名.プロパティ名;  // プロパティを呼び出す
オブジェクト名.メソッド名( 実引数1, 実引数2, 実引数3, … 実引数N ); // メソッドを呼び出す

サンプル

<script type="text/javascript">
function TaxConstructor() // コンストラクタを定義
{
    this.$taxRate = 0.05; // プロパティを定義
    this.$taxIncludedPrice = function ( $arg ) { // メソッドを定義
        return $arg * ( 1 + this.$taxRate );
    }
    this.$taxRate100 = function () { // メソッドを定義
        return this.$taxRate * 100;
    }
}
var $taxObject = new TaxConstructor(); // オブジェクトのインスタンスを作成
document.write( '税込:' + $taxObject.$taxIncludedPrice( 100 ) + '円<br />' );
document.write( '税率:' + $taxObject.$taxRate + '<br />' );
document.write( '税率:' + $taxObject.$taxRate100() + '%<br />' );
</script>

↓↓↓出力結果↓↓↓

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