GIMP ( GNU Image Manipulation Program ) のツールに関するリファレンス。
選択ツール
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GIMP: ツール: 選択ツール: 矩形選択 … 長方形・正方形で選択する
「矩形選択」は、矩形で選択範囲を指定する選択ツール。矩形(くけい)とは長方形のこと。角を丸くすることもできる。
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GIMP: ツール: 選択ツール: 楕円選択 … 楕円形・正円形で選択する
「楕円選択」は、楕円形で選択範囲を指定する選択ツール。正円選択もできる。
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GIMP: ツール: 選択ツール: 自由選択(なげなわ) … タブレット使用時に便利
「自由選択(なげなわ)」には、ドラッグによる手書きの境界線による選択と、クリックによる直線の境界線による選択の、2つの選択方法がある。2つの選択方法を組み合わせることもできる。
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GIMP: ツール: 選択ツール: 前景抽出選択ツール … 前景を背景から抽出
「前景抽出選択」は、前景を背景から切り抜きたいときなどに便利な選択ツール。作業が簡単なわりに、わりと正確に選択できる。
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GIMP: ツール: 選択ツール: ファジー選択 … 繋がっている近似色領域を選択
「ファジー選択(魔法の杖)」は、クリックした部分(ピクセル)と繋がっている近似色領域から、選択範囲を作成する選択ツール。近似色の範囲は、しきい値で指定できる。
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GIMP: ツール: 選択ツール: 色域選択 … 近似色領域を全て選択
「色域選択」は、クリックした部分(ピクセル)の近似色領域を全て選択範囲にする選択ツール。近似色の範囲は、しきい値で指定できる。
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GIMP: ツール: 選択ツール: 電脳はさみ … 輪郭がはっきりしている時に使う
「電脳はさみ」は、選択したい領域の輪郭の色がはっきり分かれている場合に便利な選択ツールだ。
色ツール
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GIMP: ツール: 色ツール: カラーバランス
GIMPの「ツール」メニュー内の「色ツール」のサブメニューにある「カラーバランス」ツールは、「カラーバランスの調整」ダイアログを呼び出し、アクティブレイヤーの選択範囲内の色のバランスを変更できる。選択範囲がないときは、アクティブレイヤー全体の色のバランスを変更する。
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GIMP: ツール: 色ツール: 色相-彩度
GIMPの「ツール」メニュー内の「色ツール」のサブメニューにある「色相-彩度」ツールは、「色相-彩度」ダイアログを呼び出し、アクティブレイヤーの選択範囲内の、色相、輝度、彩度を、変更できる。選択範囲がないときは、アクティブレイヤー全体の、色相、輝度、彩度を、変更する。
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GIMP: ツール: 色ツール: 着色
GIMPの「ツール」メニュー内の「色ツール」のサブメニューにある「着色」ツールは、「着色」ダイアログを呼び出し、アクティブレイヤーの選択範囲内の画像を、グレースケールとみなし、色相、輝度、彩度を調整し、着色する。選択範囲がないときは、アクティブレイヤー全体を、グレースケールとみなし、着色する。単色グラデーションのような画像になる。写真を、セピア調に加工したいときなどに便利。
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GIMP: ツール: 色ツール: 明るさ-コントラスト
GIMPの「ツール」メニュー内の「色ツール」のサブメニューにある「明るさ-コントラスト」ツールは、「明るさ-コントラスト」ダイアログを呼び出し、アクティブレイヤーの選択範囲内の画像の、明るさとコントラストを、調整する。選択範囲がないときは、アクティブレイヤー全体の、明るさとコントラストを、調整する。
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GIMP: ツール: 色ツール: しきい値
GIMPの「ツール」メニュー内の「色ツール」のサブメニューにある「しきい値」ツールは、「しきい値」ダイアログを呼び出し、アクティブレイヤーの選択範囲内の画像を、白と黒の2階調の画像に変換する。選択範囲がないときは、アクティブレイヤー全体を白と黒の2階調の画像に変換する。しきい値の範囲内の値を持つ部分を白に、 しきい値の範囲外の値を持つ部分を黒にする。「しきい値」ツールは、スキャナーで取りこんだ白黒画像の文字を強調したり、写真から選択範囲を作成するときなどに使う。
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GIMP: ツール: 色ツール: レベル
GIMPの「ツール」メニュー内の「色ツール」のサブメニューにある「レベル」ツールは、「レベル」ダイアログを呼び出し、アクティブレイヤーの選択範囲内の画像の、明度、赤、緑、青、アルファの各チャンネルのレベル(強さ)を、調整できる。選択範囲がないときは、アクティブレイヤー全体の、明度、赤、緑、青、アルファの各チャンネルのレベル(強さ)を、調整する。「レベル」ツールは、写真の露出や色を調整したいときなどに使う。私は、画像の色を変更したいときにもよく使う。
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GIMP: ツール: 色ツール: トーンカーブ
GIMPの「ツール」メニュー内の「色ツール」のサブメニューにある「トーンカーブ」ツールは、「トーンカーブの調整」ダイアログを呼び出し、アクティブレイヤーの選択範囲内の画像の、明度、赤、緑、青、アルファの各チャンネルを、トーンカーブで調整できる。選択範囲がないときは、アクティブレイヤー全体の、明度、赤、緑、青、アルファの各チャンネルを、トーンカーブで調整する。「トーンカーブ」ツールは、写真のコントラストや明るさを調整したいときなどに便利だ。色を反転させることもできる。私は、画像の色や透明度を変更したいときにもよく使う。
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GIMP: ツール: 色ツール: ポスタリゼーション
GIMPの「ツール」メニュー内の「色ツール」のサブメニューにある「ポスタリゼーション」ツールは、「ポスタリゼーション (色数を減らす)」ダイアログを呼び出し、アクティブレイヤーの選択範囲内の画像の、色数を減らすことができる。選択範囲がないときは、アクティブレイヤー全体の、色数を減らすことができる。私は、テクスチャを作るときなどにも使う。
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GIMP: ツール: 色ツール: 脱色
GIMPの「ツール」メニュー内の「色ツール」のサブメニューにある「脱色」ツールは、「脱色 (色削除)」ダイアログを呼び出し、アクティブレイヤーの選択範囲内の画像の色を、グレーグラデーション(モノクロの階調)に変換する。選択範囲がないときは、アクティブレイヤー全体の色を、グレーグラデーションに変換する。「脱色」ツールは、RGBモードの画像のレイヤーでのみ使える。「脱色」しても、モードは、RGBモードのまま。グレースケールモードへ変換するのではない。
描画ツール
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GIMP: ツール: 描画ツール: ブラシで描画
ブラシ・ツールは、筆のような描画ツール。ブラシにもよるが、鉛筆ツールよりも、輪郭が鮮明でなく、ぼかしや滑らかさがあることが多い。
その他
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GIMP: ツール: パス
GIMPにおけるパス・ツールは、パスを作成、 編集、 移動するツール。ベジェ曲線で、ベクタ形式の線を描けるので、利用頻度が非常に高いツールである。
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GIMP: ツール: テキスト … テキストレイヤーの作成及び編集
「テキスト」ツールは、テキストレイヤーの作成及び編集を行うツール。画像に文字を加えたいときなどに使う。