fadeTo( duration, opacity, easing, callback )

jQuery API の fadeTo( duration, opacity, easing, callback ) は、指定した要素を、opacity に指定した不透明度になるまで、duration に指定した速度で、easing に指定したイージング関数名の動作パターンのフェードアウト/フェードインで、透明度を徐々に変更し、その後、callback に指定した関数を実行するメソッド。

記述方法

「セレクター」の要素を、「不透明度」に指定した不透明度になるまで、「速度」に指定した速度で、「イージング関数名」に指定したイージング関数名の動作パターンのフェードアウト/フェードインで、透明度を徐々に変更し、その後、「コールバック関数」に指定した関数を実行する。

「速度」は、ミリ秒単位の数字、もしくは、'slow'、'normal'、'fast' の文字列で指定できる。

「不透明度」は、0～1の整数及び小数で指定する。例えば、「0.25」は、25%の不透明度を表す。

「イージング関数名」は、'linear'、'swing' の文字列で指定できる。イージング関数は、加速度を加味したような動作パターン。jQuery にデフォルトで用意されているのは、linear と swing のシンプルな動作パターンだけだが、jQuery Easing Plugin などの jQuery プラグインを導入することで、使える動作パターンを増やすことができる。

実装例（サンプル）

fadeTo( 2000, 0.25, 'swing' ) / fadeTo( 2000, 1, 'swing' )

fadeTo( 2000, 0.25, 'swing' ) / fadeTo( 2000, 1, 'swing' ) ボタンをクリックすると:

fadeTo( 'fast', 0.25, 'swing' ) / fadeTo( 'fast', 1, 'swing' )

fadeTo( 'fast', 0.25, 'swing' ) / fadeTo( 'fast', 1, 'swing' ) ボタンをクリックすると:

実装例（サンプル）の動作について

• 「 fadeTo( 2000, 0.25, ‘swing’ ) / fadeTo( 2000, 1, ‘swing’ ) 」ボタンをクリックすると、青色のボックスを、不透明度が「0.25」になるまで、２秒間のアニメーションでフェードアウトし、その後、赤色のボックスを、不透明度が「0.25」になるまで、２秒間のアニメーションでフェードアウトする。
• 「 fadeTo( 2000, 0.25, ‘swing’ ) / fadeTo( 2000, 1, ‘swing’ ) 」ボタンを再度クリックすると、青色のボックスを、不透明度が「1」になるまで、２秒間のアニメーションでフェードインし、その後、赤色のボックスを、不透明度が「1」になるまで、２秒間のアニメーションでフェードインする。
• 「 fadeTo( 'fast', 0.25, 'swing' ) / fadeTo( 'fast', 1, 'swing' ) 」ボタンをクリックすると、青色のボックスを、不透明度が「0.25」になるまで、速いアニメーションでフェードアウトし、その後、赤色のボックスを、不透明度が「0.25」になるまで、速いアニメーションでフェードアウトする。
• 「 fadeTo( 'fast', 0.25, 'swing' ) / fadeTo( 'fast', 1, 'swing' ) 」ボタンを再度クリックすると、青色のボックスを、不透明度が「1」になるまで、速いアニメーションでフェードインし、その後、赤色のボックスを、不透明度が「1」になるまで、速いアニメーションでフェードインする。

実装例（サンプル）のソースコード

JavaScript

CSS

HTML